「プラスチック製マイクロ流路デバイスを1日で作ろう!」プロジェクトの一環です。信州大学 秋山教授をはじめ、皆様ありがとうございました。2025年5月12日
http://www.luominenlab.com/wp-content/uploads/2025/06/6edf98707360b1e712ab09dc1060ba87-1.pdf



手のひらに乗るくらいの科学を
「プラスチック製マイクロ流路デバイスを1日で作ろう!」プロジェクトの一環です。信州大学 秋山教授をはじめ、皆様ありがとうございました。2025年5月12日
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射出成型機 INARI 6 を使い始めましたが、プラスチック製マイクロ流路デバイスの作製をまじめにやるのであれば、少し大き目なものも必要ということで、INARI P35 を購入しました。3月にオリジナルマインドさん(長野県岡谷市)にてデモを見させていただき、決心。段ボール箱8箱で納品されましたが、それから3日間奮闘してやっと組みあがりました。ちゃんとできた自信は少ないのですけど、恐る恐るトライ。
初めのころはINARI P35の勝手がわからず苦戦をしていましたが、オリジナルマインドさんに何回か問い合わせ、8割方使えそうなものができるようになりました。マイクロ流路デバイスの切削用の基材として用いてゆきたいと思います。
「プラスチック製マイクロ流路デバイスを1日にで作ろう!」の一つの要素である「基板の加工(射出成型)」があります。100円ショップでもきれいな射出成型物を見るたびに、これで100円で売れるってすごい!マイクロ流路デバイスも簡単に作れないかなあと思っていました。先にペットボトルリサイクルでオリジナルマインドさんのINARI 6を使ってワークショップを実施しました(産業フェスタ2024)が、これでマイクロ流路ができないか頑張ってみました。
まずはCAD(Fusion360)で簡単流路を設計し、ミスミに金型発注しました。5日ほどで到着した後、INARI6で射出成型。もちろん鏡面磨きでないのでそれなりですが、マイクロ流路を封止した後、青色色素を流してみると、漏れずに完成。圧力も0.3MPaまで大丈夫でした。
今後は(1)自分で金型を作る(2)鏡面に磨きを入れ、ある程度の品質のマイクロ流路デバイスを目指す などトライしてみます。